本年度の国際交流事業は、第16回世界湖沼会議の開催地で行われることから、ILECはWLC16子ども交流事業を企画し、琵琶湖下流域で環境活動を行っている団体から4名の児童が加わり、計10名の子どもたちがインドネシア共和国バリ島へ派遣されました。
Day 1 (11月6日) 今回の学習のオリエンテーションを兼ねて、ウダヤナ大学で「バリの文化と環境問題」「スバックによる水利用の管理」を学びました。昼食は大学でお弁当!ちょっと辛いけれどとても美味しいものでした。午後はケドンガナンにあるバリ随一の魚市場を見学したあと、デンパサール市北部にあるスバック センブングに向かいました。ウダヤナ大学生物学科のスタッフのサポートのもと、水路での生き物観察を行いました。日本では見られない生き物に子どもたちも興味津々。この場面は国内の新聞やTVでも大きく報道されました。
Day 2 (11月7日) 2日目は国内の事前学習で準備してきた活動内容の発表を、地元の小学校で発表する日。ペグヤンアン第1小学校に到着すると、白いシャツ・赤いズボン/スカートの制服に身を包んだ児童の熱狂的な出迎えに感動。10名の児童は練習の成果を十分発揮し、インドネシアの子どもの発表からごみの分別回収の取組み等も学びました。双方の発表のあとは、指導員である中村大輔先生のファシリテーションで環境に関するクイズで楽しく交流しました。
Day 3 (11月8日) 3日目はいよいよ世界湖沼会議の開会式。盛大なセレモニーが続く中、「子ども宣言」の大役を立派に果たしました。午後はインドネシア全土から集まった20名の子どもたちと、「Kids Lake Forum」に参加し、湖沼の環境を考える教育ゲームを楽しみました。
熱帯特有の高い湿度に慣れるのが大変でしたが、密度の高い学習体験は子ども達の大きな成長のきっかけになると確信できるものでした。是非学んだことを多くの友人に伝えて欲しいと思います。帰国してからのみなさんの一層の活躍を期待しています。(2016年11月5日~9日)