2025年11月1日(土)、滋賀県からの委託業務の一環として、「世界のみんなと考える湖のこと」をテーマに「インターナショナルユースワークショップ」を開催しました。
本ワークショップは、「世界湖沼の日」を契機として、湖沼問題への関心を高め、ユースが自らその解決に向けて行動を起こし、国際的に活動する次世代リーダーの育成を目的に実施しました。
<第1部:発表&報告>
- 滋賀県からの発表
- 滋賀県琵琶湖保全再生課の山本課長より「滋賀県と世界湖沼の日の関わり」について発表していただきました。

- WLC20参加高校生からの報告
- 第20回世界湖沼会議に参加した4名が、現地での学びや経験、今後の思いを共有しました。

<第2部:国際交流>
- 海外ユースからの発表
- 4か国の海外ユースが、各自で取り組む湖沼環境保全の活動などについて紹介しました。
- 滋賀県内の高校生からの発表
- 滋賀県内で環境保全活動に取り組む高校生が、自らの取組を報告しました。
イベントの最後には、国内外のユースが3つのグループに分かれて、ディスカッションを行いました。
「世界湖沼の日」を契機に、自分たちがどのようなことに取り組みたいかについて、活発に意見交換を行い、交流を深めました。
議論の結果、以下の提言がまとめられました。
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「世界湖沼の日」を契機に、私たちは…
- 飲み水として活用できる湖を守るために:
- – ごみ拾い競争の実施
- – 水の浄化フィルターの導入
- – 節水の徹底
- 湖の水をきれいにする行動として:
- – 水筒の使用
- – 買い物袋の持参
- – プラスチックごみを減らすためのリサイクル活動
- – SNSを活用した意識向上キャンペーン
- 地域社会に向けた具体的な行動として:
- – ゴミ拾い
- – 環境保全の地域活動への参加
- – 動植物の保護への関心向上
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これらの提言は、次回の世界湖沼会議ユースセッションや、滋賀県内の環境活動にも活かされる予定です。
~終わりに~
参加者からは、「世界の若者と同じテーマで語り合い、琵琶湖の課題が世界とつながっていることを実感しました。」「水の問題は国を超えて共通していると実感しました。今日のつながりを大切にしたい。」などの感想をいただき、参加者にとって、これまで以上に世界とのつながりを意識し、広い視野で湖沼問題を捉えるきっかけとなりました。ILECは、今後とも次世代育成事業に取り組んでまいります。

