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「第5回びわ湖まるっと親子セミナー」を実施しました!

 令和6年10月27日(日)、ILECは近畿ろうきん社会貢献プロジェクト・笑顔プラスの一環として、近畿労働金庫様および認定NPO法人びわこ豊穣の郷様と共に、株式会社堀場アドバンスドテクノ様の協力のもと、第5回びわ湖まるっと親子セミナー「目田川からびわ湖を考えよう」を実施しました。

 セミナーはプレゼンテーションと清掃活動の2部構成で、36組の親子に参加していただきました。

 まず、近畿労働金庫様のご挨拶に始まり、続いてILECが「ハチドリチャレンジ」と題したワークショップを実施しました。このワークショップでは、「ハチドリのひとしずく」の物語に基づき、湖を守るために自分にできることを水に見立てた青い付箋に書き、干上がった土地の絵に貼り付ける活動を行いました。この物語は、火事の中で小さなハチドリが水を一滴ずつ運んで火を消そうとする姿を通して、「自分にできることを精一杯行う」ことの大切さを伝えています。子どもたちの作った付箋の湖が琵琶湖の形に似ているのは、地域ならではの偶然かもしれません。この作品は、2025年7月にオーストラリアのブリスベンで開催する第20回世界湖沼会議の会場で展示予定です。

  
  

 

 次に、水や液体計測のエキスパート集団、株式会社堀場アドバンスドテクノ様から「水をはかることでわかること」というテーマで、水環境の保全に欠かせない水分析について学びました。また、目田川で清掃活動や自然保護に取り組む小中学生を中心とした団体「目田レンジャー」の河村優くんから、「ホタルを守ろうプロジェクト」を通じて、生物を守るための環境整備の重要性についてお話しいただきました。

  

 

その後、セミナー会場近隣の目田川に出てクリーン活動を行いましたが、ごみはわずかでした。これは、日頃から地域で清掃活動をされている方々のおかげだと皆で感謝しました。活動の最後には、きれいな川辺で竹パンを焼き、みんなで楽しく味わい参加者同士の交流を深めました。

  
  

 

 本セミナーを通じて、川の清掃活動が琵琶湖やさらには海の保全に貢献していることを実感していただき、参加者一人ひとりが小さなことから自分にできることを見つけ、行動に移すきっかけとなれば幸いです。ご参加・ご協力・ご支援いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。