10月25日(土)、「近畿ろうきん社会貢献プロジェクト・笑顔プラス」の一環として、近畿労働金庫様、認定NPO法人びわこ豊穣の郷様と一緒に、株式会社堀場アドバンスドテクノ様のご協力のもと、第6回「びわ湖まるっと親子セミナー」を開催しました。
今回は「地域(目田川)から世界へ!++つなげるエコ活++」をテーマに、7月にオーストラリアのブリスベンで開催した第20回世界湖沼会議(WLC20)の報告を中心としたプレゼンテーションの部と野外活動の二部構成で行い、33名の親子にご参加いただきました。
💧プレゼンテーションの部
近畿労働金庫様と守山市教育委員会様からのご挨拶の後、水や液体計測のエキスパート集団・堀場アドバンスドテクノ様から「水をはかることでわかること」というテーマでお話をいただきました。

見た目やにおいだけではわからない水の状態を、分析(水をはかること)によって安全性等を見極める大切さを学び、参加者の皆さんもクイズに挑戦しながら楽しく理解を深めていました。

🕊️ ILECの発表「ハチドリチャレンジ/ブリスベンに届けてきました」
昨年度のセミナーでWLC20出展用に作成したポスターを現地の会場に展示した様子を紹介しました。
参加者の皆さんには、地域の活動が国際会議で紹介されるという疑似体験を通して、自分たちの取組が世界とつながることを実感してもらいました。

🌏 目田レンジャーの発表
目田川で清掃活動や自然保護に取り組む小中学生団体「目田レンジャー」がWLC20に参加した体験を発表してくれました。
「世界の湖の話を聞いて、自分も行動して問題を解決したいと思った」
「頑張って話した英語が通じてうれしかった」
「海外の方が励ましてくれてうれしかった」
など、たくさんの感想を話してくれました。
世界とつながる体験を通じて、子どもたちが大きく成長した様子が印象的でした。

🌿野外活動の部
びわこ豊穣の郷様の案内で、ゴミを拾いながら竹パン作りの会場まで歩きました。一見きれいに見える道路も、よく見ると交差点付近にはタバコの吸い殻のほか、お菓子の包み紙やペットボトルなど、身近なゴミがたくさん落ちていました。
会場に到着後は、拾ってきたゴミをみんなで調べました。タバコのフィルターがプラスチックでできていること、それがマイクロプラスチックの原因になることも教わりました。

🍞竹パン作り
清掃活動のあとは、いよいよお楽しみの竹パン作り!竹に生地を巻きつけて焼き上げる香ばしいパンの香りが広がると、自然と笑顔があふれました。親子で協力してパンを焼きながら、参加者同士の交流も弾みました。
楽しく、おいしく、そしてエコについて考えられる、素敵な時間となりました。

💬おわりに
今回のセミナーを通じて、身近な地域での活動が湖や海、そして世界の環境保全にもつながっていることを感じていただけたのではないでしょうか。小さな一歩でも、自分にできることを続けていく大切さをみんなで考える、あたたかな一日となりました。
ご参加・ご協力・ご支援くださった皆さま、本当にありがとうございました。
