地域貢献新着情報

JICA関西 2025年度 地域理解プログラム「琵琶湖をめぐる開発と保全の教訓」への協力

 2026年3月10日〜11日の2日間、JICA関西が主催する2025年度地域理解プログラム「琵琶湖をめぐる開発と保全の教訓」において、講義とフィールドトリップ実施に協力しました。本プログラムへの協力は今回で7回目となり、日本の大学に長期留学中の15か国・15名の研修員が参加しました。

1. 講義:「琵琶湖の開発の歴史と重要性」

 ILECの中村科学アドバイザーが、琵琶湖の歴史、関西圏の水源としての重要性、高度成長期の公害、琵琶湖疎水開発や水質管理などについて講義を行いました。講義はオンラインでも配信され、対面参加者に加えて68名が視聴しました。視聴者からは、老朽水道の維持や発展途上国での持続可能な治水についてなど多くの質問が寄せられ、参加者の関心の高さがうかがえました。

  

 

2. 比良山麓・守山地域「たどるを楽しむツアー」への参加

 本ツアーは、2022年にILEC主催のエコツーリズムコンテストにおいて最優秀賞を受賞したモデルツアーを基に、今回のフィールドトリップとしてILECが提案し、実施されたものです。水源から湖に至る水の流れをたどりながら、地域における水利用および水管理の仕組を学ぶ内容となっています。

 ツアーでは、石積みによる水害防止の歴史や、災害で生じた石を活用した地域産業、自治会による排水バルブ管理の仕組等が紹介され、研修員は操作体験も行いました。里山では、カワト(水路の水を引き入れて生活用水として利用する伝統的な水場)の利用や生活ルールに基づく水管理の工夫を観察し、湖岸では、伝統漁法や現在の漁業の課題、担い手確保に向けた取組について説明を受けました。

 研修員からは多くの質問が寄せられ、里山の暮らしや地域防災、琵琶湖の漁業などへの理解を深める様子がうかがえました。また、無人野菜販売所での買い物やはっさくの収穫などを通じて、里山の暮らしに触れる姿が見られました。