ILECは国連環境計画(UNEP)と共催で、2020年10月27日に“Mainstreaming Lakes in the Global Water Agenda(世界の水問題における湖沼の主流化)”と題したオンライン会議を開催し、27か国から130名以上の参加登録をいただきました。
主にアジアとアフリカから、湖沼流域の管理・保全の専門家9名をお招きし、各国より湖沼や水問題に関する国家戦略やプログラム、問題点や課題を中心とした講演をいただき、後半部はUNEPや各国の代表者を交えてのディスカッションを行いました。
会議全体を通して、既に多くの国が国家レベルで、湖沼に関する政策プラットフォームを立ち上げていることが確認できました。しかしながら、湖沼をはじめとする“溜り水(Lentic Water)”の問題は世界の水議論やSDGsにおいて十分に取り上げられているとは言い難い状況です。この会議のコンセプトである「世界の水問題における湖沼の主流化」に向けて管理計画や活動を推進するためには、世界規模のプラットフォームを更に発展させる必要があることを再認識しました。
ILECはこれからも世界と連携し、水問題における湖沼の主流化の必要性を求める活動を続けてまいります。
ご参加いただきました皆様には、心より感謝申し上げます。