Tiina Nõges
エストニア
エストニア生命科学大学 農業・環境科学研究所 教授・所長
湖沼学全般、湖沼食物網、集水域、気候変動が湖沼生態系に及ぼす影響を専門としている。これまでに11名の博士号取得者と4名の博士研究員を指導し、現在は3名の博士課程学生を指導。また、11の国家科学プロジェクトを主導し、5つのFPプロジェクトの国別コーディネーターを務め、イスプラのECイスプラ共同研究センター( JRC)に国家専門家として出向し、欧州科学財団のLESCメンバーでもある。2013年からは、エストニアのエストニア生命科学大学(EMU)農業環境科学研究所(IAES)水生生物学・水産学講座(CHF)の教授を務める。また、国際的な会議の組織委員会および科学委員会のメンバーでもある。European Large Lakes Symposion (ELLS 2015; ELLS-IAGRL 2018), Symposium for European Freshwater Sciences (SEFS 2015), Congress of International Society of Limnology (SIL 2016)などの国際的に確立された会議の組織委員および科学委員を務める。ELLSについては、2006年にエストニアで開催された第1回大会を開催し、この会議の創設者となる。2018年、フランスでの第5回ELLSは、The International Association for Great Lakes Research (IAGLR) Conferenceと共同で開催。また、国際会議で招待基調講演を行い(SEFS- 2007, ELLS-2009)。様々な国際的な学会に所属。国際湖沼生態観測ネットワーク(GLEON)、国際湖沼学会(SIL)、湖沼海洋科学協会(ASLO)、ILEC科学委員会、また、国際湖沼生態観測ネットワーク(GSE)のメンバーである。「Estonian Journal of Ecology」の編集委員会に所属し(2007~2014年)、2016年には「Hydrobiologia」の特別号のゲストエディターを務める。現在、エストニア研究評議会の評価委員会、エストニア生命科学大学(EMU)の学術委員会、博士委員会のメンバー、エストニア科学アカデミーの海洋委員会の副委員長を務める。欧州科学財団の生命・地球・環境科学(LESC)常任委員会委員(2006-2010)、エストニア科学庁の評価委員会委員(2013-2018)、欧州委員会のJRCへの国内専門家派遣(2009-2010)、タルトゥ観測所の科学委員(2012-2016)、ロレアルバルトフォー女性科学者奨学プログラム審査委員(2017-2020)も務める。エストニア科学アカデミーの研究教授(2009-2012)、エストニア政府からグループリーダーとしてバイオ地球科学の国家研究賞(2015)、科学組織のための「Tartu Raefond」(2015)、EMUの功労メダル(2018)を授与。2018年、エストニアにおける今年の女性学術科学者にノミネートされ、ロバート・ボッシュ財団による優秀な女性学術研究者の専門家データベース「AcademiaNet」に収録される。2021年、エストニア共和国大統領からThe Fourth Class Order of Merit of the White Starを授与。
ウェブサイト: https://www.etis.ee/CV/Tiina_N%C3%B5ges/eng?lang=ENG