ILECでは、設立30周年を迎え、湖の大切さや、それを守り共に生きることの重要性を訴え、そのための経験や情報の共有のために琵琶湖から世界へと交流の場を広げてきたILECの活動を国内、県内の方々に知っていただくための記念事業を、昨年度より実施しています。今回その第2弾として、2018年1月27日(土)に琵琶湖博物館ホールでシンポジウムを開催し、約130名の方にご参加いただきました。
ILECの科学委員総会で委員が滋賀県に集まった機会を利用して行われた今回のシンポジウムでは、「湖沼・水辺の保全・活用に向けた取組み」をテーマに、海外からは科学委員2名を含む3名の発表者に、そして国内からは2つの団体と“びわっこ大使”に活動事例の報告をいただきました。パネルディスカッションでは「つながり」を視点に、活動の原動力や、地域社会をどのように巻き込むかなどの議論が行われ、フロアからは、“湖を考えるときの森林への関心はどうか”、“チリカ湖の水路開削決定にあたって住民はどう係わったか”、“外来魚について海外での状況はどうか”などの質問とともに活発な意見交換が行われました。