タイ王国大阪総領事館より、タイ外務省副次官であるサラン・チャルーンスワン氏による「空から山へ、そして海へ:タイの農業用水管理は世界目標をどう支えるか」という記事をいただきましたのでご紹介します。
この記事では、農業における効率的な水管理について述べています。プミポン前国王陛下は、1946年に即位してすぐ、この問題に着目しました。国王陛下は、農業と発電の両方の為の水の供給を増やすことを目的とした「王立人工降雨プロジェクト」を設立し、1年を通した農業や日常用の水の有効性を確保するための貯水池や灌漑システムを発案し、過剰な水を海に流すことで洪水の深刻さを緩和しました。
こういったプロジェクトで得られた知識は、タイ全土の農家に実行され、顕著な結果を出しています。プミポン前国王陛下の遺産は、さらなる発展を続け、ワチラーロンコーン現国王によって積み上げられており、SDGsを達成する道しるべとなっています。